個人レベル、たとえば個人の占い師、個人のサロンや店舗ぐらいでは、ネット関係で運営そのものを業者に任せる必要性はあまりないです。
業者に任せる部分が多いと固定費(運営管理代)が大きくなります。
ネットを活用する上で大事なのは「やってる」ではなく、「活用している」です。
私はもともと公務員でしたが、役所のホームページの運営にも関わりがありました。
中身自体は各部署が作っていましたが、外枠は業者です。
こういう形の場合、とりあえず「やってる」ことになりますが、効果のほどは疑問です。
ネットの世界に関わらず、選んで貰えるには「選ぶだけの理由」が必要です。
行政のサイトは選ばれているわけではなく、必要だからチェックしている
行政サイトを見たくて見ている人は意識が高そうです。
中身は確かに職員が書いていることが多いですが、訪問者を考えて作るよりも、必要だからやっている可能性も高いです。
これが「やっている」っていうことです。
2021年のネットの世界はこの段階から遙かに進歩しています。
「求めている人に情報を如何にして届けるか」に加えて、「如何にして選んで貰えるか」に移り変わっています。
ふるさと納税が良い例で納税して貰うために、行政ですら試行錯誤を繰り返しています。
本当に実店舗と同じような運営が求められるようになっています。(国から横やりが入ったのはしょうが無いとして)
だからこそ業者に任せた方が良い、ではないです。
こういう時代だからこそ、業者と自分との役割を明確に分けた方が良いです。
個人レベルで業者に「もし」任せるとしたらどの部分を任せるかですが、基本的にはインターフェイス(いわゆる見た目)ぐらいです。
業者に任せる以外で「お金を掛ける」なら各種サービスが挙げられます
簡単に思いつくところでは、以下のような感じです。
1.メルマガサービス
2.サイトやブログのテンプレートやツール
3.画像
4.申し込みフォーム
業者に任せる部分の見た目と、ホームページやブログのテンプレート(見た目)はある意味で同じです。
違いは業者に任せると自分好みに出来やすい(それが良いわけではない)ことになり、テンプレートは他の人と似たような感じになりやすいですが、ネットの利用者に最適化(自分好みでつくるより、余程効果的)されています。
このブログもSEOはもちろん、見やすい作りになってます
私は業者に任せるのならば「相応の経験を積み上げてからの方が良い」という立場です。
業者はサイト制作のプロですが、ネット運営のプロではないのです。(もし両方をしっかりと出来る業者の場合は、月に数十万円以上掛かります。)
さらに、依頼者の状況に合わせたサイト運営は難しいです。
どういうアクセスがあるのか、どうすれば成約に繋がるのか、データを収集し試行錯誤して、初めて運営が可能になってきます。
それにいくら掛かるかです(自分の好みどおりにサイトを作って貰えば良いっていう次元では、効果はありません)
こういう運営を数万円でやるような業者は「やってます」程度のものです。
データ収集のためにブログ・サイト更新は必要、想定も試行も必要
これをやるのってだれ?ってなったら、依頼者であるあなたです。
業者には出来ませんし。(業者にやってもらう場合は手間が掛かるため、だから数十万円って話になります)
元データがあれば出来るかも知れませんが、その元データを作るのも依頼者側です。
業者に任せるのは手間が二倍になることを意味し、決して楽になるわけじゃないです。
「楽になる」って謳っている業者がいたら注意してください。
楽になる程度の運営なら「やってます」ぐらいしか出来ません
ホームページの運営は実店舗の運営と似ていますが、それぐらい労力は必要なんです。
ネットのありがたいところは、「労力を掛ければ比較的結果は目に見えやすい」ことです。
だからこそ業者にネット関係を任せるメリットは、見た目ぐらいしかないだろうって思ってます。
少なくとも個人事業レベルではです。
私自身も現状ではまだ業者に任せようと思ってないです。
任せるっていったって「見た目」ですけど。
「自分でブログ内容やサイト内容をしっかりと準備できる」というレベルまで来たら、業者とタイアップして箱部分(サイトやブログの見た目や骨格、全体の連携など)は依頼した方が効率が良いです。
こちら側は中身さえ準備して行けば良い
中身さえ準備すれば良い形に出来れば、業者に任せるメリットは大きいです。
イメージとしては経理を税理士さんたちに任せるのと似てます。
売り上げ関係を税理士さんや会計士さんにお任せするのと、全部を自分でやるというぐらいの違いがあります(笑)
税理士さんや会計士さんに帳簿処理を任せると、こちら側はひたすら商売に専心出来ます。
売り上げがあがったら、よろしく~ってお任せすれば、後はOKです。
一方で、自分で会計をやるとなると、全部自分でやることになります。
商売以外にも力を尽くす必要が出てきます。
「商売をやる=中身を書く」というのは変わりません。
「帳簿整理・申告をしてくれる=ネット全体の運営管理をしてくれる」ことを任せることが出来れば、ものすごく手間が省けます
それが、ネットでの活動を業者に任せるメリットです。
しかし、中身を書く事を省いてしまったり、全体のイメージ像をつくるのを手抜きしたりすると、結局、業者を活かすことは出来ないので、お金を掛けても結果が出ないってことになります。
私自身、最初の3年は自分で帳簿をつけて確定申告をしていましたが、この経験があるからこそ税理士さんなどにお任せできる部分とそうじゃ無い部分を明確に理解しています。
それと同じで、今のところはネット全体を自分で運営していますが、必要となれば業者さんにお任せすることも考慮しています。(外注はすでにしています)
でも、まあ、1000万ぐらい売り上げるまでは不要かな・・・(笑)
そんな感じです。
業者に任せれば、売り上げがあがるっていうのは幻想です。